S 組合様のご好意で研修させていただいている搬出現場の一部の地拵えをさせていただきました。地拵えは林業の施業で最初に行う重要な準備作業。当社にとっても出発点、再出発の仕事でした。気合が入り過ぎて、きれい過ぎる（土砂流出危険）とご指摘をいただいてしまいました。

初めての本格的な植栽。植える前に雑草類を刈り払う掃除伐からはじまり、苗木注文～仮植～植栽まで、わからないことは文献や識者に頼り、少しでも活着率を上げるよう努めました。苗木には全て生分解性の目印テープを付け、下刈りでの誤伐を防ぎます。無事活着してくれるよう雨が恋しくなる期間です。

登山1時間半、シビれる現場、季節外れの雪で凍傷になりかけたり。それでも少しづつ運んで少しづつ植えました。しかし、主にウサギの食害がひどく、心が痛みます。
山は一年で最も美しい季節を迎えていました。活着祈願！

某山岳公園の整備（地拵え、枝打ち、転石・林地残材片付け）を受託しました。林地残材片付けがかなりの力仕事でしたが、運搬方法をいろいろ工夫したり、標高が高く涼しかったこともあり、なんとか完了できました。

ひと山全てのクロキの胸高直径と樹高を測ります。ボサが濃く移動しづらい山でした。くまなく歩き回るので思いがけない拾い物もしました。

巡視は対象山林の風雪倒木などの状況を調べる仕事、看板撤去は山中で古くなった看板を持ち帰ってくる仕事です。看板は場所によっては駐車場所から往復2時間以上とか、なかなか見つからず、1日で10kmもさまよったこともありました。写真（中）の看板は半日以上探してやっと見つけたもの。風雪倒木でグニャリと曲がっていました。もしも倒れていたら見つからなかったかもと思うとゾーっとしました。